皆さんは”かき菜”をご存知でしょうか?
万葉集にも『佐野の茎立』と詠まれている様に、栃木県佐野市から群馬県館林市周辺の両毛地域で栽培されています。
茎の部分を手で掻き取る(欠いて収穫する)事から”かき菜”と呼ばれるようになったと言われています。
苦みが少なく、ほのかな甘みを感じられ、地元では春を呼ぶ野菜として親しまれています。
栄養素
野菜の栄養素が詳しく分かる!その役割と1日の必要量は?
採れたての野菜をそのまま食べたり、メインの料理の付け合わせに茹でたり、炒めたりと様々な楽しみ方がありますが、野菜に含まれる栄養素は我々動物が健康に生きていく為に必要不可欠でもあります。
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栽培方法
土づくり
【家庭菜園】初心者でも簡単に出来る家庭菜園の土づくりとは?
野菜作りにおいて最も必要な事は根がよく張る土壌作りです。野菜は根をしっかり張る事で茎を安定させ、水や空気や養分を取り込み成長します。ふかふかの土の菜園の野菜や雑草の根は真下に主根がピンと伸びています。
種蒔き
8月下旬~10月上旬に種を筋蒔きで播きます。
条間は30cm、最終株間は15~20cmにします。
収穫までの間
栽培していて疑問だったのが、芽が出てある程度成長して冬を越すまでどうすれば良いか?
そのまま放置?剪定をする?
どちらでも構わないですが、地面に付いてしまった葉や黄色になってしまった葉は採ってしまいます。
また、隣の株にかかってしまう様な葉も採ってしまって構わないそうです。
ただ、冬の間も光合成をさせる為に上に向かって伸びた葉は残しておいた方が良いようです。
剪定した葉は虫食いの部分等を除いて食べられます。
冬越しさせたかき菜の味には程遠いですが・・・。
追肥
発芽して2週間後に条間に化成肥料を1㎡あたり一握り(50g)撒きます。
この際、中耕し軽く株元に土寄せをしておきます。
トウ立ちとは?
窒素不足の状態になると花芽分化(トウ立ちの起点)が起こります。
トウ立ちをするとキャベツが上手く丸まらなかったり、大根が太くならなかったりと生育に様々な障害が出てしまいます。
この花芽分化を遅らせる為に1~2月に同じ様に追肥します。
収穫
収穫時期は3月~4月頃です。
かき菜の先端に蕾がついたら(トウ立ちしたら)開花する前に摘芯をします。
そうすると脇芽がどんどん伸びてくるので収穫します。
調理方法
かき菜と豆腐の味噌汁
個人的には一番好きです。
小松菜に似た食感ですが、茎の部分により強い甘味が感じられて美味しいです。
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