モロヘイヤとは?
和名はシマツナソ。原産地はアフリカ北部からインド西部とされており、5000年以上前から食されてきました。
日本では1980年代に栽培され始めました。モロヘイヤはアラビア語のMulukhiya(王家のもの)が由来とされており、古代エジプトの王様が病気になった際にモロヘイヤのスープを飲んだところ元気に回復した。という言い伝えがあるそうです。
実際、ビタミンや食物繊維等の豊富な栄養が含まれていて、特にパントテン酸の含有量は野菜の中でもトップクラスです。
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栄養素
栽培方法
5月下旬に苗を植え付けて、7月中旬頃から収穫出来ます。
種から育てる場合は、4月中旬頃から、気温が20°を超える頃にポットに種を撒きます。
本葉が2~3枚になったら間引きます。
5~6枚になったら定植しましょう。
土づくり
植え付けの2週間前に苦土石灰を1㎡当たり100gを混ぜて耕します。
1週間前には堆肥を2kg、化成肥料120g程度を施して耕しておきます。
植え付け
支柱を立て、雨風で倒されない様に軽くひもで結びます。
5月下旬に植え付けた後、気温が高い日が続き、梅雨で冷え出すとモロヘイヤは秋がきたと勘違いし、黄色の花を咲かせる事があります。
その場合は、さやを付ける前に花を摘芯しましょう。
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収穫
植え付け後、約60日で収穫が出来ます。
若芽4~5枚毎に茎の2cm下を手で摘み取るか、菜園用のはさみで切り取ります。
摘芯
そのまま放っておくと2m以上にもなるモロヘイヤですが、40~50cm位の背丈で育てるのが良いそうです。
60cm以上になってしまったので短くします。
すっきりとしました♪
種子やさやに含まれる毒に注意が必要
黄色い花が咲き、鞘が出来て、種子にはストファンチジンという強心作用のある毒が含まれています。
茶色になった硬い茎からも検出されています。
古代エジプトでは毒矢にも使用されていたそうです。
人間の死亡例は確認されてはいませんが、1996年(平成8年)10月に、長崎県の農家で飼育されていた牛にモロヘイヤの鞘の付いた枝を与えたところ、5頭のうち3頭が死亡する事故が発生しました。
調理方法
沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、1分程度茹でます。
ざるにあけ流水にさらし、手で軽く水気を切ったら、好みの大きさに刻みます。
そのままおひたしでも納豆に入れても美味しいですよ♪
モロヘイヤの卵とじもおすすめです!
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