エンドウの原産地は中央アジアから中東、近東、及び地中海沿岸地域とされており、起源は古くエジプトの王の墓からも出土しています。
長い間穀物として利用されてきましたが、13世紀頃から若い鞘やグリーンピースとして食されるようになり、日本では江戸時代頃から食用とされたそうです。
その後、明治時代になると欧米から優れた品種が導入され、日本各地で野菜として栽培されるようになりました。
エンドウの種類
エンドウは大きく分けて3種類あります。
絹さや
スナップエンドウ(スナックエンドウ)
グリーンピース
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栄養素

栽培方法
秋撒きと春撒きがあります。
エンドウ秋撒き春採り栽培
11月下旬に苗を植え付けて、3月中旬頃から収穫が始まり5月初旬まで収穫が楽しめます。
5月下旬までは実を育ててグリーンピースにして楽しみました。
土づくり
植え付けの2週間前に苦土石灰を1㎡当たり100gを混ぜて耕します。
1週間前には堆肥を2kg、化成肥料120g程度を施して耕しておきます。

摘芯(摘果)作業
さやえんどうは枝が混み過ぎて日当たりや風通しが悪くなると、育った割には収穫が少ないと感じることがあります。
その為、親蔓と小蔓を残して孫蔓を摘芯して整枝することで
ネットを天井にかけると風通しも良く、ぐんぐんと上へ上へと育ちが良くなりました。
追肥
植え付けから約3週間後に1回目の追肥を施します。
冬を越した3月下旬頃の開花前に2回目の追肥を施します。
それ以降は1ヶ月に1回を目安に化成肥料を30g程度施します。
害虫対策
うどん粉病
うどん粉病はカビ菌によって発生し、葉の表面や茎が粉をまぶした様に白くなる病気です。
発生してすぐに腐ったり枯れたりはしませんが、放っておくと真っ白くカビで覆われた葉は光合成が出来なくなり、変色し生育不良を起こし枯れてしまいます。
土壌が窒素過多になっていると起こりやすく、
対処法
家庭菜園をやっている方なら出来るだけ無農薬で作物を育てたい!と考えると思います。
カリグリーンやダコニール、ベニカ、重曹スプレー
薬剤を使用して
ハモグリバエ
葉の内部に産み付けられた卵から孵化し、葉の中を潜りながら食害します。
体調は約1~2mm程度ですが、放っておくとあっと言う間に被害が拡大します。
葉に白いスジ状の絵を描いたように後を付ける事から別名エカキムシとも呼ばれます。
対処法
葉に白線を見つけたら、葉ごと摘み取るか線の先端にいる幼虫を指でつぶします。
オルトランやベニカ等の薬剤も有効性が確認されています。
連作障害
絹さやは野菜の中でも連作障害が出やすいので、同じ場所での栽培の間隔を3~4年空けましょう。
コンパニオンプランツ
・ネギ科
・セリ科のパセリ
調理方法
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