新型コロナウイルスの対処法は?治療薬や予防ワクチンの動向は?

その他
出典:NIAID-RML

新型コロナウイルスとは?

SARS-CoV2(Severe Acute Respiratory Syndrome Corona Virus 2)と呼ばれ、パンデミック(世界的大流行)を起こしているコロナウイルスの一つです。

症状は?

・嗅覚・味覚の麻痺
・人が乗っているような倦怠感・だるさ
・急性呼吸器疾患(COVID-19)
・無症状

どのように感染するのか?

飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染する。

接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物(ドアノブや吊り革、エレベーターのスイッチなど)に触れるとウイルスが付着し、それを触った手で口や鼻、眼の周囲を触ると粘膜から感染する。

エアロゾル感染
感染者の肺から気道を通ってウイルスが放出され、室内を少なくとも3時間に渡って漂い続け、同じ室内の空気を吸い込んだ人に感染する。

濃厚接触とは?

濃厚接触かどうかの判断基準は距離の近さ時間の長さです。感染が疑われる人に必要な感染予防策(感染が疑われる人、及びその周囲の環境に接触する前後には手指の衛生を行い、血液や体液、粘膜などに曝露するおそれのある時は個人防護具を用いる事)をせずに直接手で触れる、または対面で互いに手の届く距離(1m程度)で15分以上の接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

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新型コロナウイルスの予防法

石鹸による手洗い

流水による手洗いもウイルスを流す事に有効ですが、石鹸による手洗いはコロナウイルスの脂肪の膜を壊す事が出来るので更に推奨されています。

アルコールによる手指消毒

石鹸による手洗いと同様にコロナウイルスの脂肪の膜を壊す効果が期待されます。アルコールによる手指消毒をする際には、指先や指の背、指の間、手首までしっかりと乾くまで擦り込んで下さい。
※コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。
出典:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)厚生労働省

十分な睡眠をとる

人生の約3分の1の時間を「睡眠」で過ごします。
寝ている間に身体や脳の疲れを修復する大切な役目がある睡眠ですが、人によっても年齢によっても十分な睡眠だと感じる時間も様々です。
睡眠不足も眠り過ぎも良くないですが、睡眠不足は免疫機能の低下、及びウイルス感染率の増加を招きます。
政府も十分な睡眠を推奨していますが、具体的な時間は提示されていません。
ある調査では成人では7時間前後の睡眠が最も健康的だというデータもあり、毎日規則正しく6~8時間の睡眠を心掛けるのが望ましいのではないでしょうか。

換気

換気とは部屋の中の空気と、外の空気を入れ換え、空気中の汚染物質を外へ排出したり薄めたりする事です。
この際、空気の流れができるように部屋の2ヶ所が開くようにします。
対角線上にあるとさらに効果的です。
空気の通り道ができにくい場合は、風や空気の性質を利用します。風や空気は小さい隙間(入口)から大きい隙間(出口)へ流れやすい為、少しでも外の空気が入ってくる方の窓を少し開け、もう一方の窓を大きく開ける事で効率的な換気ができます。

外出の際のマスク着用

マスクを装着しているからといってウイルスを100%防ぐ事は難しいですが、むしろマスクの効果が最大限に発揮されるのはくしゃみや咳の症状がある人がする場合です。1回の咳で10万個、1回のくしゃみで200万個のウイルスが放出されると言われており、感染拡大を防ぐ為にもマスク着用は非常に大切な事です。

「3つの密」を避ける

集団感染が発生した共通点として、換気の悪い密閉空間に多くの人が密集し互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が密接に行われた場では、感染を拡大させるリスクが高い事から「3つの密」を避けること等が重要です。

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新型コロナウイルス感染症の治療薬として臨床試験が行われている薬

2020年4月現在では新型コロナウイルス感染症の治療薬はまだありません。しかし、多くの国や地域で特効薬の臨床研究や治験を行い有効性や安全性の検証が進んでおり、日本でも約120件のアビガンの臨床研究投与が行われています。

ファビピラビル(アビガン)(日本)

一般名はファビピラビル、販売名はアビガンと呼ばれ、富士フイルム富山化学が開発した抗インフルエンザ薬です。

ナファモスタット(フサン)(日本)

一般名はナファモスタット、販売名はフサンと呼ばれ、日医工が開発したタンパク分解酵素阻害薬です。

レムデシビル(アメリカ)

元々レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬としてギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬です。新型コロナウイルスを含む一本鎖RNAウイルスに対して、抗ウイルスの活性が認められており、現在SARS-CoV2の治療薬として最も期待されている薬剤の1つです。アメリカやドイツでは5月中旬までに承認される見通しとなっており、日本でも「特例承認」を適用し、薬事承認する方向で調整しています。2020年5月7日、国内初の治療薬として承認されました。
2020年11月20日、WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」について、「生存率を改善する証拠は現時点では無い。症状の重さにかかわらず、患者への投与を勧めない」と結論づけました。

デキサメタゾン(イギリス)

2020年7月17日、国内2例目の治療薬として承認されました。

シクレソニド(オルベスコ)(日本)

一般名はシクレソニド、販売名はオルベスコと呼ばれ、帝人ファーマが開発した気管支喘息治療薬です。

抗マラリア薬リン酸クロロキン(中国)

新型コロナウイルス感染症の予防薬として臨床試験が行われているワクチン

ファイザー(アメリカ)

2020年5月5日、ドイツのビオンテック社と共同開発している予防ワクチンの臨床試験(治験)投与を開始しました。
2020年11月20日、FDA(アメリカ食品医薬品局)に、緊急での使用の許可を申請しました。
2021年2月17日、日本での医療従事者への先行投与が始まりました。

国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)とモデルナ(アメリカ)

イノビオ・ファーマシューティカルズ(アメリカ)

ジョンソンエンドジョンソン(アメリカ)

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緊急事態宣言

2020.04.07 新型コロナウイルス緊急事態宣言発出
2020.06.02 東京アラート発動
2021.01.07 2度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言発出(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)2021.01.08~2021.02.07
2021.01.13 2度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言発出(栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県)2021.01.14~2021.02.07

新型コロナウイルス感染症対策サイト

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