【芝生の手入れ】サッチングの時期と方法

生活
サッチング

サッチとは?

芝生の葉や根が、枯れて腐った様な状態で土壌の表層に堆積したものをサッチと言います。
芝生を張った最初の年はほとんどありませんが、2年目以降は冬枯れした葉や芝生の刈りこみをした後に残った刈カスがサッチとして堆積し始めます。
このサッチを取り除く作業をサッチングといいます。

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サッチングをする理由

堆積したサッチは土壌の通気性と水はけを悪くしてしまいます。
通気性が悪くなると土壌や表層の微生物の働きが弱まり、サッチの分解を遅らせます。
また乾燥したサッチは水をはじき、散水しても土壌に水が浸透しにくい、水はけが悪化するという悪循環に陥ります。
しかし、堆積したサッチが水分を吸収してしまうと、なかなか乾燥しにくく、病原菌の温床になったり、藻や苔が生えたりと様々なトラブルの原因となります。

サッチングの方法

レーキや熊手等を使って土壌に軽く押し付ける程度にサッチを掻き出します。
余りガリガリやり過ぎると芝生のランナー(匍匐(ほふく)茎)まで剥がしてしまうので注意が必要です。
金属製の爪の間隔が変えられ、先端が丸く加工してあるものが便利です。
ホームセンター等で1000円位で販売されています。





サッチングが終わった後には目砂(目土)と散水をしましょう。
目砂には土壌の凹凸部分の修正とサッチの分解を促進させる効果が期待できます。

サッチングの時期と頻度

緑の生き生きとした芝生の庭を維持する為には必要な作業だとは認識されているサッチングですが、ネットで調べても時期や頻度が詳しくは出てこないんですよね・・・。
エアレーションや目土入れ等の更新作業の適期は3月中旬から、とされているのでサッチングも3月中旬から梅雨前までに年1回程度行うのが良いと思います。

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