冬から春にかけて河川敷や野原の辺り一面が菜の花の黄色の絨毯で覆われます。
関東地方では3月中旬頃からでしょうか。
今年は暖冬で少し早かった様です。
この風景を見ると春の訪れを感じますね。
菜の花とは?
アブラナ科アブラナ属の花の総称で、菜の花は一般的に西洋アブラナの事を指します。
菜の花の栄養は?
菜の花の蕾には花を咲かせる為の養分が詰まっているので栄養価が高く、栄養素のバランスも非常に良いです。
抗酸化作用のあるビタミンA(βカロテン)(感染症の予防、疲労回復)、ビタミンC(免疫力向上、美肌効果、老化防止)、ビタミンEを豊富に含み、生活習慣病の予防、貧血の予防改善、がん予防に効果を発揮します。
特にビタミンCはホウレンソウの3~4倍近く含まれています。
また、葉酸(胎児の正常な発育を助ける働き、貧血の予防)、ビオチン(脱毛や白髪を予防)、鉄(貧血の予防や肝臓の解毒作用)の含有量も非常に高い野菜です。
さらに、菜の花にはアブラナ科(キャベツ、ブロッコリー、小松菜など)の野菜に共通した成分であるグルコシノレートと、細胞内に含まれる分解酵素のミロシナーゼが含まれています。
噛んだりする事で互いに接触して反応が起き、抗がん作用のあるイソチオシアネートという物質に変化します。
菜の花の独特の苦みはこのイソチオシアネートによるものです。
代謝を高める働きもあるのでダイエット効果もあるとか!?
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菜の花の摘み方
花の咲いていない蕾の茎の15~20cmのところを手で折るか、ハサミで切ります。
新鮮なものだとパキッと手でも簡単に折れますが、育つにつれ段々とスジが出てきて硬くなるので出来るだけ若い芽を採取した方が美味しく頂けます。
菜の花の保存方法
菜の花を水で流して新聞紙やキッチンペーパーでクレープの様に包んで、茎を下にして野菜室で保存します。
菜の花の調理方法
水溶性ビタミン(ビタミンB群、ビタミンC)をなるべく逃がさない為に沸騰したお湯に塩を入れサッと茹でる、もしくは耐熱容器に入れラップをかけて電子レンジで1~2分の調理がおすすめです。
茹でる際は半分に切って、茎の部分を先に30秒ほど茹で、後から蕾や葉の部分を30秒茹でると水っぽくならずに美味しくいただけます。
菜の花の辛し和え
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